0013 英語の学習目標

Q 英語は高校、大学の受験科目でもありますが、本来は日常や仕事で使うことが目的のはずです。その点から考えて、中学校卒業までにどういうレベルまで習得すればよいのでしょうか?

A 目標設定を最初に考えるのはよい習慣だね。ここでは、単語数に重点をおいて、目標レベルを検討してみる。

英語は、受験にも必要だけれど、実際に使うことを想定して義務教育にも取り入れられている。それでは、何に使うのだろうか?

英語は少なくともビジネスでは世界共通語なので、仕事をするには十分なレベルであることが望ましい。日本の国力が衰えている現状では、ますますその傾向は強まる。また、大学等において、最先端分野を学習したいときに、英語の書籍/ネット情報しかないこともある。

一方、仕事で使わなくても、英語の著作物は日本語のものよりはるかに多いので、いろんなことを知るのに、英語を使えると有利だし、映画や音楽を楽しむこともできる。もちろん、海外旅行のときにも役に立つ。

以上から、目指すとすれば英語を母国語とする人たち(ネイティブ)とほぼ同じレベル、というのが究極の目標ではないだろうか?その途中の目標としては、各種の英語テスト(英検、TOEFL等)を利用できる。。

単語数で考えると、諸説あるが、ネイティブは3万語というのがひとつの目安のようである。英検1級では1万~1万5千語、準一級では7千~9千語、英字新聞、英文雑誌を読むには、英検1級と同レベルが目安になる。

社会人になってから勉強する時間は限られるので、大学卒業までに英検1級、高校卒業までに、英検準1級を取得するのが望ましい。

単語数という観点からは、高校卒業時に8千語として、中学では、その半分の4千語か、少なくとも3千語を使えるようにしたい。私立中高一貫校では3千語を学ぶ場合が多い(公立ではその半分以下)。学習英英辞典で説明に使われる語彙は2千(ロングマン)~3千語(オックスフォード)、ロングマンではよく使われる言葉として、話し言葉と書き言葉を(重なるものもあるが)それぞれ3千語ずつ選んでいる、こと等を考えても、3千語というのは適切な目標と考えられる。

中学生として他に必要なのは、発音記号と文法の習得である。